前代未聞の初詣ライブ at 名古屋レインボーホール on 2000.12.31〜2000.1.1 〜スタレビ初のカウントダウンライブ!世紀をまたぐ約6時間!!〜 お土産の鏡餅セット
◆ はじめに スタレビ初のカウントダウン。ファンクラブ会報で、「スタレビ神社を作る」とか、「100曲ライブのプレ的なもの」とか、「お土産付き」等ということを要さんが言っていたので、「一体何をするんだ?」と思う一方。はたまた、終了時間未定とか。まさに、何時間やるんだろう?という思いも。朝までやるとも宣言していたし、柿沼さんは大丈夫か?という心配もしつつ、この日を心待ちにしていた。とはいえ、このチケットをFC先行で申し込んだ後に、他にも行きたいカウントダウンが有り、実はそちらの方もFC先行で申し込みをしていた。結果としては、もう一方は、見事抽選に漏れて返金(まあ、どうせチケットは入手できないだろうと思っていたんだけど)。これにより、心置きなく、スタレビに行く事に決めた私。もう一方の方は、かなり久しぶりのライブハウス公演とあり、行きたくなったのだ。もし、チケットが取れていたら、きっと悩みに悩んだかもしれない…。それだけ両方とも行きたいなぁと思っていた。 名古屋へは、大人数で車で移動。道中も、楽しく過ごす。お昼過ぎに出発し、レインボーホールには、20:00ちょっと過ぎに到着。駐車場にツアートラック発見。一般車は、まだ少ない。とりあえず、旨いものでも食べに行こうと思い、会場目の前のホテルを覗くも、カフェラウンジしかない(涙)。健康ランドも併設してあり、そこに止まっているタクシーで、移動することに。行き先は、運ちゃんに任せ様と思い、いざ出陣。が、運ちゃんに聞くも、「31日は、お店はしまってるんだよねぇ…。ファミレスとかじゃ嫌ですよね?」と…。繁華街の栄は遠いし…。仕方なく、程よい距離にあった、「白○屋」に入る(と言ってもタクシー代は、2000円弱)。旨いものを食べ様と思った考えは、はかなく消え去る。一応、ご当地メニューも有ったので、それも頼み、お酒も頂く。9名という大人数で、食事をするのは、かなり楽しい。わいわいと、楽しい時間を過ごし、またタクシーに分乗して、会場に戻る。 会場に入ったのは、23:00を回っていた。入り口で、お土産とクラッカーが渡される。お土産は、予想通りの鏡餅。特製巾着袋に入っていた。クラッカーは、通路に貼ってある紙によると、カウントダウンの時にどうやら使う様だ。会場内には、トイレ待ちの物凄く長い列が出来ていた。この長さは、半端じゃないなと思ってしまった。 今回の席は、アリーナ30列。はっきり言って、ステージは遠い(涙)。センター席の方が見易いと思うような位置…。まあ、遠くても楽しいのがスタレビ。オペラグラスを持ってくるのを忘れてしまったのが、悔しい…。ただ、非常に分かりやすい席なので、入退場自由である今回は、途中、席を立っても、迷わずに席に戻れるという利点有り(笑) ◆ 2000年12月31日〜年明けの瞬間〜 23:47、「皆様いかがお過ごしでしょうか〜。ただ今、23時47、8分です」と、要さんの声とともに、メンバー登場。要さんの声は、弾んでいる。大きな丸い時計を、ステージ中央にセット。 まずは、ア・カペラで、「AMAZING GRACE」。いきなりのア・カペラに、客席の耳が吸い寄せられる。ご挨拶といった感じで歌ったあと、早速MC。 「終了時間は、朝の4:30〜5:00位。もしかしたら、5:30〜6:00位かもしれませんね」という要さんの言葉に、拍手喝采。どうも、終了時間の目安はあるものの、はっきりと決まっていない様だ。そして、おもむろに登場する、電話。要さんは、電話をかけ、時報を鳴らす。会場内に、時報アナウンスが響き渡る。「本当ならば、電光掲示板とか有ってさ、皆でそれ見てカウントダウンなんだろうけど、スタレビはお金が有りません(笑)。用意できないので、時報です」と、要さん。カウントダウンの練習ということで、時報が、50秒をさしたところから練習。何故だか、この、「50秒」のお知らせが有るまで、みんな待ちの姿勢(笑)。7000人が、待っていること自体が、なんかチョット可笑しいかも。50秒の合図に合わせて、軽くリハーサル。実際には、先ほど受け取ったクラッカーを、「バン!」と鳴らす。ちなみにこのクラッカーは、音だけのクラッカー(要さんが説明していた)。そういえば、この時報案内というのは、8分間で自動的に切れるらしい。0:00直前に切れてしまっては、意味がないので、いったん電話を切り、ころあいを見て掛け直し。年明けを迎えるまでは、時報アナウンスをバックに、軽いお喋りの時間。なんか変なの(笑) そうこうしているうちに、聞こえてくる時報アナウンスが、1月1日に迫っている。ステージ上も、客席もチョットそわそわし始める。クラッカーを準備し、皆で一斉にカウントをとる。クラッカーが、「0時0分ちょうどをお知らせいたします」とともに、「バーン」と鳴る。メンバー5人が揃って、「新年明けましておめでとうございます!」と発する。天井からは、垂れ幕が下がってきたが、いきなり落下(なんて書いてあったんだろう?)。ステージの両側には、巨大な門松が登場(本物だと思う)。客席からは、「ワーッ」という歓声と、拍手。新年、そして新世紀の始り。そういえば時報アナウンスに合わせたカウントダウン。あのでっかい時計の立場は一体…。 ◆ 年明けすぐの曲は… 「スタッフと合同演奏!」ということで、スタッフの方々がステージに呼ばれる。なんと、ハンドベル持参。皆で一生懸命練習したとか。スタレビ含めて10名くらいいたのだろうか(はっきり覚えていない…というか、そういえば人数数えてないや)。チョット緊張の面持ちの、スタッフの方々。一同並んで、構えて始め。流れてきた曲は、スタレビハンドベル史上初の、「一月一日」。途中一箇所、VOHさんが間違えて、要さんがずっこけたが、これはネタなんだろうか?本気で間違えたのだろうか?よく分からない…。スタッフの方のたどたどしさも、何とも言えず良い味だった。「あけましておめでとう!スターダストレビューです。僕らのデビューシングル…」とともに始った、「シュガーはお年頃」。熱気に包まれる場内。ここから一気に、「今夜だけきっと」まで突き進む。 ここで、要さんのMC。パラパラと座りだすお客さん(お約束だけど)。「2時間が3時間、3時間が4時間になるんじゃ、意味がないんだよね。レインボーなら、時間制限も緩いし。今日は長いです(客席大歓声)。どれくらい長いかというと、終わる頃には僕のひげが伸びているかもしれないですね(笑)。たばこ、トイレ、食事とか、ご自由にどうぞ。曲数多いけど、あれ?さっきこれやったかも?と思うような事があるかもしれないですね(笑)。それから、名古屋テレビが、ライブの収録してるんで、カメラがうろちょろします。1月8日、25:14〜って、なんて中途半端な時間でしょう(笑)。2時間やります。スタレビ2時間見ることは、無いでしょう(笑)」等と、軽やかに笑顔で、話しをする要さん。勿論マイク片手で、前方に出て、歩きながらの要さん。最後に、「どうぞよろしく〜!」と、満面の笑みで言い、再び曲に戻る。 テンポの良い、「Goodtimes&Badtimes」、「Thank You」が、続けて演奏される。年明けすぐの楽曲は、体を動かす楽曲構成の様だ。このまま続けば眠気も吹き飛ぶのだけど…と、ちょっと思ってしまう。客席も、ノリノリ状態。 ◆ 21世紀スタレビの歴史を振り返る 1981年〜1985年 「Thank You」の演奏が終わり、体も温まってきたところで、「21世紀スタレビの歴史を振り返る」と、要さんが発表。年表らしき資料を片手に、トークを繰り広げる。スタレビの20年の歴史を、4つの時代に分け、それぞれについて、紹介していこうというものらしい。最初は、デビューした1981年から1985年。 「僕らのデビューの時はアイドル全盛期。バンドなんて、ほとんどいなかったね。アラレちゃんがはやってましたね。VOHさんは、アラレちゃんの博士に似てるとかも言われてたし(笑)。デビュー曲の、「シュガーはお年頃」は、業界内では評判が高くて、凄い新人が出てきた!と言われてて、オリコンチャートとか何位かなぁとかみんなで言っていたんだけど、蓋を開けたら200位にも入ってなくて…。どれくらいだったのかは、言えません(笑)。そんな曲なのに、2001年のオープニングで使っちゃうという(笑)。その後も全然ダメだったねぇ。ホントに。84年5月の「夢伝説」。これがなかったら、今いないね。本当に、この曲に救われたよ〜。カルピスに使ってもらってさ(CM)。もうカルピス様々。カルピスに足向けて寝られないよね。って、カルピスがどこにあるか分からないんだけど(笑)。アルバム「TO YOU」は、ツアーに出たくて作ったアルバム。売れなくてもさ、ライブだけは地道にやっていて、それなりに評判も有ったんだけど。「夢伝説」もそこそこだったんで、ツアーをやろうって事になってさ、その為に作ったの。で、1stと2ndを合わせてベストにしちゃおうって、スタッフがね。もう俺ら、「べストアルバムって売れた人が作るんじゃないんですか?」って驚いたよ」等々、スタレビに絡む内容は勿論の事、社会的ニュースも織り交ぜる。チョットした、風俗ネタなんかも交わっていたりする(この年代の時は何だったか忘れたけど、トルコ風呂が、ソープに名称変更とかそういう類のもの)。年表を見ながら、軽快に年代紹介をした後、この年代から3曲、メンバーにより選曲。 ここで選ばれたのが、「GOOD-BYE,MY LOVE」、「トワイライト・アベニュー」、「涙のエピローグ」。ちょっと座って聴いても良い様な曲。確か、お客さんも座ったままだったと思う。「涙のエピローグ」って、私は今まで生で聴いた事があったかな?嬉しい、選曲。 ◆ 各界著名人の電話リクエスト オリックス谷選手の場合 「涙のエピローグ」が終わると、いきなり、「ほほ〜ほ〜」と、言い出す要さん。客席から笑いがこぼれる。カウントダウンの時に使った電話が、再びステージ中央に登場。要さんは、いきなり電話を掛けて、リクエストをもらおうと思うんだと、言う。どうも、スタレビと仲の良い方々に電話をし、そこでリクエストしてもらうつもりらしい。選ばれたのは、オリックスの谷選手。柔道の田村亮子選手が、最近聞いている曲というインタビューで、チャゲアスとスタレビと答えた事を、紹介した要さん。「ヤワラちゃんとスタレビのつながり?オリックスつながりだ〜」ということで、谷選手(何せ交際宣言しているし〜♪)。「電話出るかなぁ」と言いながら、電話を掛ける要さん。割りとすぐに、電話に出た谷選手。新年らしく、新年の挨拶から始り、今の状況を話す。そして勿論、ヤワラちゃんネタ(抜かりない要さんだ(笑))。谷選手の回答に、冷やかしをいれる客席(笑)。その辺のインタビューより、良いネタだったかな。リクエストは、「会えないよ」。リクエスト曲を聴くと、電話を切る要さん。 「おっ。予想通り」と言って、演奏に入る。予想通りって、これって事前うちあわせ済みとかじゃないの?と、ちょっと疑ってしまう。実際のところはどうなんだろう?また真夜中にこういうバラード系が来ると、心地よい眠りを誘うんだよなぁと、ちょっと思ってみたり。軽く目をつぶりながら聴くのも、気分は良い。ちょっとまったりモードに入りつつある私…。 ◆ メンバーfeaturing 「会えないよ」の後は、メンバー紹介。一通りメンバーの名前を紹介したところで、各メンバーに、話しを振る要さん。どうやら次は、各メンバーをフューチャーする模様。ってことは、以前みた、メンバー持ちまわしソロの曲が登場するのか?と思いつつ、話しに耳を傾ける。 「じゃぁ、健ちゃん。健ちゃんは何やるの?」と、突然、健ちゃんに振る要さん。「え?僕ですか〜?」と、健ちゃん。すぐに答えてくれないので、「そんな考えるなよ〜。じゃ、寺田は?寺田のリードボーカルといえばあれですよね?あれ」と、要さん。「あれですね。「Cassiopeia」」と、寺田さん。「じゃ、柿沼は?あ、どっかで仮眠とろうかなぁ〜って思ってるだろ〜」と、要さん。柿沼さんは、「持ち歌は、いっぱい有るんですけど(笑)。「海」」と要さんに答える。やっぱり、柿沼さんは、「9月の海」がお気に入りらしい。さすがに要さんも、「持ち歌いっぱい」には、「…持ち歌いっぱい?」と突っ込んでた(笑)。「じゃあ、健ちゃんは?」と、再度健ちゃんに振る、要さん。「えっとですねぇ、新年なんで、新年らしく…」と、健ちゃん。ここで、もしや、「A HAPPY NEW YEAR」をやる?と思った私。健ちゃんの曲といえば、いつも、「アレ」をやっているが、新年という事で、初披露するのか?と、ちょっと期待していたところ…。「健ちゃんの曲で、俺達が出来るのはアレしかないじゃん…」と、要さん。「アレですね。「僕はピアノが好きなんだ」って、僕はお餅も好きなんですけど(笑)」と、健ちゃん。う〜ん、やっぱりそれで行くのかぁと、ちょっと残念。この3人に聞いたところで、要さんは、意地悪をする。「さぁ、じゃあこれで…」と、誰かさんに声を掛けずに進めようとする(笑)。もちろん、「お〜い!俺、俺は〜?」と、VOHさんの声。VOHさんは、「さよならの足音」。演奏順を要さんが言い、演奏スタート。 寺田さんの「Cassiopeia」から、軽快に始る。フュージョン系のこの曲。ほぼインストの演奏は、しょっちゅう目にするものでもないが、ここ数年、イベント的な公演で登場している。まさに、寺田さんを思いっきり目立たせる曲だと思う。2番手は、健ちゃん。初めてスタレビでこの曲を聴いた時は、驚きもあり、物凄く嬉しさもあったこの曲。今回は、ラストを、「僕はお餅が好きなんだ〜♪」と、替えて歌う。そしてなぜか最後に、「はいど〜も」と付け加えていた。3番手は、柿沼さんの「9月の海」。元は要さんが歌っているが、最近、柿沼さんの歌でこの曲を聴く回数が増えてきた。もう、すっかり、柿沼さんの持ち歌の雰囲気。既に、しっくりなじんでいる。4番手に入ろうとすると…。「…というわけで…」と、立ち切る要さん。勿論、「ねぇ。やだ〜。お〜い!!」と、VOHさんの声。今回は、割りとすんなりイントロに入る。これでまた、曲終わっちゃうかな?と思っていると、すんなり歌に入れたVOHさん。今回はそんなにいじめられずに、歌う事が出来たVOHさんだった。「良いじゃないですか〜VOHさん」と、演奏後、要さんは言った(笑)。 ◆ 21世紀スタレビの歴史を振り返る 1986年〜1990年 実は、このコーナー。正直なところ、参加してない。もう喉が乾いて仕方がなかったので、休憩しに席を外していた。丸っきり、いないつもりはなかったが、ロビーに出ようとしたら、チケットが必要と言われ、ロビー出入り口まで席が遠いのに、再び席に戻りチケットを取り(最初に言ってくれ^^;)、再び外へという事をしていたら、丸々席を外す事に。 友人に聞くところによると、この年代に、メニコンのCMに曲が使われたのは、CM出演の、浅野温子さんの希望だったということを、話していたとか。 ここで選曲された3曲は、「NIGHTつながり」で、選ばれたものらしい。場内の音は、ロビーにあまり漏れていなかったが、3曲続けて演奏された様だ。正直、生で聴く回数が少なめな曲だったので、聴きたかった。チケットが必要だと、あらかじめ説明があれば…多少は聴く事が出来たのにぃ。 ◆ 各界著名人の電話リクエスト 笑福亭笑瓶さんの場合 電話がステージ中央に、また登場。リクエストコーナーらしい。確か、2:00を回っていたかと思う。掛けた相手は、笑瓶さん。電話向こうから、テンションの高い声が聞こえる。谷選手の時と同様に、新年の挨拶と現状を話す、要さん。笑瓶さんは、「のってるか〜い」と、ハイテンションで言う。これに、「イエ〜イ」と応える客席(ちなみに、電話の声は、スピーカーから聞こえる様になっていて、要さんは時折、スピーカーに向かってお辞儀などをしていた)。「7000人の前でも、寺田さんはボーっとしてるの?」と、笑いを取る笑瓶さんの言葉。要さんは、「寺田より、柿沼がやばいんだよ。寝そうでさぁ」と話す。客席から笑いが発生する、2人のやり取りの後、リクエストが来る。笑瓶さんのリクエストは、「追憶」。要さん曰く、笑瓶さんはカラオケで良く歌うとか。これがまた、ハスキーボイスでとても良いんだと絶賛。このリクエストも、要さんの読み通り。ちなみに、この演奏のあと、休憩を入れると言った要さん。もうチョット辛抱していれば、良かったかなぁとふと思ってみたり。しかし、この時間に、バラードのリクエストは、結構マッタリ度が増す…。この前のコーナーでは、ミディアムテンポの曲もあったのに、聴いていないから、なんかマッタリモードが増加してしまった。そりゃ、勿論良い曲なんだけど、もう既に、ステージに集中という状態でもなく…。靴も脱いでいたので、完全にリラックスモード(笑)。 演奏後、予定通りに、休憩。20分ほどの休憩。そしてあっという間に、トイレ待ちの列が長くなった…。 ◆ ア・カペラ 2:46、メンバー再登場。ステージにはいつの間にか、グランドピアノが出現。健ちゃんは、ピアノの椅子に腰掛け、他4人は、横1列に並べられた椅子に腰掛ける。中央に座った要さんは、でっかいサテン地の蝶ネクタイを首にする。そういえば、衣装もチョットだけ変更。要さんは、ジャケットの色が変わっていたし(黒→白)。柿沼さんは、白から赤にジャケットが変更。他のメンバーも若干変わっていたけど、どうしましょ。記憶にございません…。蝶ネクタイも身につけた要さんは、「う〜ん、寝る方は、勝手に寝てください(笑)」と告げる。まあ、これからこの時間に、ア・カペラ披露では、α波が、たっぷり分泌され心地よい眠りが訪れる事でしょう…。 健ちゃんのピアノがしっとり入り、まずは要さんの独唱。それにコーラスが重なって行った、「Tea For Two」。久しぶりに、この曲を聴けたので、嬉しかった。スタレビの歌うこの曲は、とても好き。ホント、なんでアルバムに入れてくれないの?と思っている曲。好きと言いつつも、ヤッパリ目を閉じてしまう。寝はしないんだけど、目を閉じて聴きたい(ホントか?自然に体が要求していたのかもしれないけれど…)。 1曲歌ったあと、雰囲気を変えるかのように、要さんのMCが入る。夜中なだけに、結構ゆっくりとした口調だ。「失恋した時に行きたい場所ってどこですかね?」が、第一声。「はっ?」と思っていると、ゆっくりと続く要さんの声。「第3位は、日本海の海。第2位は、静かなバー、第1位は、人気のいない港…(って何故にランキング?とも思ったり)。え〜。皆さんは先ほどの休憩に、トイレに行ったと思いますが、それが21世紀最初のトイレですよ。初おしっこ(笑)。あ、そうそう、それから、スタレビ神社も作ってるので、帰りに鳥居が出来てます。お参りでもしていってください(この神社って、会場内に作っているのかなぁと、予想していたので、場内に神社が見当たらなかった為、どこにあるんだ?と、実際思っていた。どうやら、外に作っているらしい)」と、どんどんテンションをあげて、話していた要さん。夜中なのに元気だ…(多分この時、3:00位だと思う)。 港町シリーズと言って歌われたのが、「もう一度ハーバーライト」。健ちゃんのピアノがまた心地よい。再び目を閉じて聴く。そういえば、同じ並びの席の2人組は、もう既にお休み中(結構、良い感じで寝ていた様)。「シリーズ」とか言っておきながら、港町にちなんだのは、これだけ。あ、このレポートを書いている今気付いたが、「失恋した時に行きたい場所、第1位」というのが、この曲の紹介に当たっていたのか…。 歌い終わったあと、再びMC。「1981年浅草ロックフェスで、カウントダウンやったんだ。スタレビの出番は、4:30。みんな寝てるんだよね。だから、「おきろ〜!」で始まった。あとは、87年、FM TOKYOのイベントでやった。それ以外は、紅白の為に空けていたんですね(笑)」と、カウントダウンにまつわる話。この時、健ちゃんは、ピアノから、他4人が並んで座っている椅子に移動。5人が中央の椅子に並んだ。要さんは、「カバー曲をお届けしましょう」と、曲紹介。5人の声が重なる、「Sweet Memories」。そのまま続いて、「上を向いて歩こう」。α波が、バンバン出てしまうような、構成。多分お休みモードの人は、多いはず。私自身、寝てはいないものの、既に靴など履いていない状況。しかも、何故か、寒くなり(どっかから風が入ってきていた)、もう足も抱えつつ、だらけた体制…。 2曲続いた後、スタレビの前身「アレレのレ」の、話をする要さん。リードボーカルがいなくて、という話題を織り交ぜ、コーラスに助けられた事がたくさんあったと話す。トラブルが発生しても、ア・カペラが出来ることで、助かった面が多々あったという事を、過去を振り返って、話ていた。 声で魅了するコーナーのラストは、「季節を越えて」。健ちゃんは、再びピアノ。 ◆ 各界著名人の電話リクエスト 相田翔子さんの場合 ステージに登場する電話。3度目の電話リクエストの始まり。電話の相手は、相田翔子さん。この時点で、リクエスト曲の予想がつく。仕事が終わった後で、車の中だという、翔子ちゃん。相変わらずのトークで、要さんも笑う。「このリクエストさ、リクエストって言っておきながら、リクエストした本人は聴けないんだよねぇ。だって、リクエスト聞いた後、切っちゃうんだもん。電話…。という様な事で、リクエストした曲は聴けませんが、何にする?」と、要さん。リクエストした本人は、聴く事が出来ないという事を、初めて気付いた、要さんだった。リクエストは、「ナチュラル」。翔子ちゃんのパートを、健ちゃんとVOHさんで、担当。ギターを抱えた要さんは、「う〜ん邪魔だ」と、洋服の袖が邪魔らしい。「なんか、縁起が悪い色だなぁ(シャツが黒で、ジャケットが白だった為)」と、シャツとジャケットを同時にまくりながら、口にする要さん。準備も整い、演奏スタート。オリジナルより、アップテンポだった様に思う。スタレビの曲、という印象が強かった。翔子ちゃんの声のないバージョンも、とても素敵。そういえば、ピアノはいつ片付けられたんだろう? ◆ 21世紀スタレビの歴史を振り返る 1991年〜1995年 90年代に突入した、歴史を振り返るコーナー。この年代で、「バラードのスタレビ」と言われるようになったらしい。笑えたのは、この年代に起きた爆発的ヒット曲の話。「この年代は、「ラブストーリーは突然に」、「Say Yes」、「愛は勝つ」が、爆発的にヒットしましたね。恐ろしい事に、みんな友達。何故、俺達は入らない?」と、要さん。場内に笑いが起きる(が、寝ている人もいるし、大きな笑いではない)。「どうしてもこの中でやりたいのある?柿沼…」と、振った要さん。柿沼さんは、眠そう…。要さんは、そんな柿沼さんを見て、「柿沼さん、眠そうです…」と、コメントする。柿沼さんの答えを待たずに、寺田さんとVOHさんにも、振る要さん。寺田さんは、「少年」、VOHさんは、「ふたり」と答える。再度、柿沼さんに振る、要さん。「柿沼、寝そうだねぇ」と、つぶやく要さんに、「お客さん見てると、眠そう…」と答える柿沼さん。柿沼さんの選曲は、「恋人のままで」。3人が選んだ曲を、「少年」、「恋人のままで」、「ふたり」の順に演奏。 ◆ 各界著名人の電話リクエスト コアラ&三原じゅんこ夫妻の場合 4回目の電話リクエスト。横浜アリーナで、ノリノリだったと言うこの夫妻に電話を掛けた。最初に、コアラさんが電話にでる。「スターダストレビューの根本ですが…」と言う、要さんの声に、「…え?ね…根本さん?…ママ〜!!(三原さんを呼ぶ声が聞こえる)」と、驚きの声。この時に、「あ〜事前打ち合わせ無しの突撃電話なのかぁ」と、初めて思った。この夫婦は、仕事でサザンオールスターズのカウントダウンに行っていたとか。結構長く話をしていた為、「まだランプ回ってないですか?」と、コアラさん。じゅんこさんが、電話に出ると、「つま恋楽しみにしてます」と発言。まさにスタレビ好きな、夫婦。じゅんこさんからのリクエストは、「木蘭の涙」。そして要さんは、先ほど気付いた、「リクエストもらっても聴けない」ということを話し、「じゃ、リクエストの後は、CD聞いてください」と付け加える。コアラさんも、「そうしておきます〜」と、応える。電話を切った後、この夫妻が、如何に横浜アリーナで盛り上がっていたかを説明する要さん。「芸能人で、あんなにノリノリなの初めて見たよ」と、言うくらい凄いノリだった様だ。笑えた話の後に、しっとりと、「木蘭の涙」。 ◆ みんなのリクエストコーナー(ファンクラブで募ったリクエスト) ファンクラブで募っていたリクエスト、どこで出て来るんだ?と思い出した頃、このコーナー(といっても、私は応募していたわけではないが)。リクエストは、800位あったらしい。要さんの手には、紙が有る。「読ませてもらいます。BGM付きでいいですか?光田さん…」と、健ちゃんにBGMの依頼をし、コメントを読む。健ちゃんが奏でたBGMは、リチャードクレイダーマンの、「渚のアデリーヌ」。 最初の、リクエスト。「7年前から、要さんを知っていました。歌う人とは思わなかった。面白いけどパッとしない。そんな印象でした。研ナオコさんの番組に出ているのをたまたま見て、要さんは、やっぱり面白かった。でも、歌う姿を見て、衝撃を受けた。「かっこいい…」と。その時歌っていたのが、「ワイン恋物語」でした。あのプロモ…。思ったのは、要さんは、男で良かった」と、ゆっくりとした口調で、コメントを読む要さん。女性のものだったので、声のトーンも上げていたかな。健ちゃんのBGMも、良い効果。簡単に、要さんのコメントが入った後に、「ワイン恋物語」。演奏後、「え〜、スペシャルバージョンでお届けしました…」と、歌詞の間違えを肯定する、要さん。1番を2回歌ってしまったのだった。 2曲目のリクエストは、男性からのもの。2人のLove Song作戦と、好きな女性をなんとか、口説き落とす為に、その男性が仕組んだ作戦について、書かれたコメント。車でドライブする時に、ちょうど夕方に、この曲が来る様に…と、テープの編集をしたという内容だった。コメントを読んだ後、「どうですか?柿沼さん」と、柿沼さんを見る要さん。固まった状態の柿沼さんが、ステージに立っている。「寝てんじゃね〜よ!」と、突っ込む要さん。「…。いい話ですね」と、柿沼さん。「大丈夫ですか?」と、確認するも、柿沼さんから返事が無く、「あんたに聞いてるんだよ。…え〜。誰かベースの人いますか〜?」と、ついに口にしてしまう要さん。思わず、「お願いします…」と、つぶやく柿沼さん。おそらく、本心だろう…と思ってしまう。本当に大丈夫かなぁ?柿沼さん…と思わずにはいられなかった。そんな、既にきつい状態にあるだろうと思われる、柿沼さんが発覚した後、「夜更けのリフ」。 3曲目のリクエストは、「夢伝説」。「パイオニアチャリティーコンサートに、タダだし行って見るかという事で、行ってみた。でも知らない曲ばかりで、「夢伝説」がかかった時は、唯一皆が知っていた曲で、盛り上がった」と、コメント。演奏前に、「これは足を向けて寝られませんね。といっても、「夢伝説」が、どこにあるか知りませんが」と、歴史を振り返る第1弾で、話ていたのと同じような事を、付け加えた(まあ、先に言ったのは、「カルピスに足を向けて寝られない」だったけどね)。 4曲目のリクエストは、「1%の物語」。これは、コメントが2つ。映画のエンディングで使われていたというのと、ダブル不倫の話。ダブル不倫の時は、何故か、「小さい秋」のBGMを奏でていた健ちゃん。 ◆ 21世紀スタレビの歴史を振り返る 1996年〜2000年 「ということで、時間も4:45」と、今の時間を告げる要さん。この時間になってようやく最後の年代。この時点で、終わるのは、6:00だろうと、予想。またしても、柿沼さんを気にしながら、トークを進める要さん。柿沼さんは、完全に固まっていた…。これじゃ、要さんが気に掛けるのもわかる気がする。この年代の話題は、かなり最近の話。でも何故に、健ちゃんメンバー加入と言うネタがなかったんだろう。 「涙」、「もうチョットだけ何か足りない」、「Sweet Harmony」と演奏。ようやく立ちあがれる曲が登場。「もうチョットだけ何か足りない」で、お客さんが立ち始める。不思議と、寝ていた人も起きる。このまま、バラード系が続くと、寝てしまう可能性も高かったので、なんとか持ちこたえそうな楽曲になった。 ◆ 新曲 「去年から始まったこのコンサート…。もう5:00。どう考えても、もうお別れの時間ですね。沢山の前で新しい年を迎えられて幸せです」と、挨拶をし、新曲紹介。翌日の2日に放映される、「宮本武蔵」の主題歌、「What Is Love?」。 ◆ マルチステージ 「What Is Love?」の後、「マルチステージ!」という声とともに、メンバーがバラける。盛り上がりの楽曲が、次々登場。1曲ごとに、メンバーはステージ上を移動する。立て続けに、「マルチステージ!」と言う声を挟みながら演奏された、「WHAT A WONDERFUL NIGHT」、「Goin’Back To 1981」、「と・つ・ぜ・んFall In Love」。「Goin’Back To 1981」で、ピックをいつもの様に投げた要さんは、キャッチを失敗。柿沼さんは、どうも、ナチュラルハイな状態に入っている様に見えた。いつもは見ないような、踊り方だったし…。このコーナーの時、席のすぐそばに有る扉へ、スタッフの皆さんがどんどん移動していた。最後皆ステージに上がるのかな?と、チョット思う。 ◆ みんなで歌おう 「最後はみんなに協力してもらいたいんだ。今日はアンコールは無くて、次の曲で終わり」と、要さん。皆で歌の練習をする。そして、最後の曲、演奏スタート…。であったが、「ごめんごめん。やり直し」と、要さんの声が入る。どうやら間違えたらしい。気を取り直して、再スタートした、「もっとそばに来て」。間奏部で、スタッフの皆さんがステージに登場。しかも、今回は仮装している。ステージ左右から、それぞれVOHさん(上手側)、柿沼さん(下手側)を先頭に登場。サビを、場内全員で歌う。まさに、大合唱。 「今日は本当にありがとう!もう、電車も動いていますね。今年も宜しく!!」と、要さん。拍手喝采の中、この曲で、長時間の公演に幕を下ろした。ステージ上のメンバーは、笑顔で手を振って、ステージを去った。5:50頃終了。 ◆ チョット感想 結局、6時間にも及ぶ、カウントダウン。100曲ライブは、この倍の時間。だけど楽曲は倍では済まない…。本当に100曲出来るのか?と、チョット思ったりもしている。 あまりみんなが寝ないような、楽曲構成で来るのかな?と思っていたが、その予想は外れ、割とゆったりとした感じの曲が多かった。寝ている人も多かったし、場外に、休みに行く人も多かった(私もその1人だけど)。6時間もあったけども、あっという間に過ぎていった時間でもあった。といいつつも、けっこう、まったりしていたのも事実。 電話リクエストや、年代別コーナーなどもあり、スタレビの歴史も感じながらの、本公演。要さんは、夜も元気いっぱい。まあ、ちょっと喉がきつそうかなという点も後半有ったけど。柿沼さんは、本当につらそうだった。終わりの方は、ある意味、イっちゃってる様な気がした。 外に出ると、非常に冷え込んでいた。スタレビ神社にも立ち寄って、お参り(20分くらい待ったのかな?)。お賽銭は、募金に使われるらしい。 車に乗り込み、家路に着く。高速道路を走っていると、目の前の山際が、明るくなってきている。車中、「あ、初日の出見られるねぇ〜」で盛り上がる。時間とともに、オレンジの光が広がり、とうとう、出現。初日の出に向かって、思わず手を合わせる、車中メンバー。パーキングに立ち寄り、写真も撮ったりしてと、それなりに盛りあがる。帰りは、休み休み、家に向かう。そして、ドライバー以外、やっぱりお休みモード。ホントごめんなさい…状況で、寝てしまった。 そういえばこのレポート。よほど、私がまったりしていたらしく、軽くメモしていた、トークを拾う事くらいしか出来なった様で。他の事を派生して思い出せるほど、自分の集中力が無かったみたいで…。まあ、トーク中心って事で(といっても、メモした事しかやっぱりわからないの)。長々と、ありがとうございました。あ〜やっと書き終わった…。長かった…。 |